薄毛とお酒との関係

薄毛の原因の一つに、食生活の乱れが挙げられます。
好き嫌いが激しく、栄養の偏った食生活は、自ら薄毛を進行させる原因になってしまいます。
特に薄毛に多大な影響を与えるのが『アルコール』です。 適量を飲むのは問題ありませんが、節度を越えた量を飲むのがいけないのです。 ではなぜアルコールがいけないの？と疑問に思いますよね。
それは肝臓が関係しているからです。 実は、肝臓には髪の毛を作り出す成分があるのですが、アルコールを飲みすぎてしまうと、その成分が作り出されるのを妨げてしまうのです。
アルコールは肝臓で、毒性のあるアセトアルデヒドを経て、無毒である酢酸に分解されます。
しかし、大量にアルコールを摂取することで、アセトアルデヒドの分解ができず、そのまま血流により体中を循環してしまいます。 すると、アセトアルデヒドが脱毛の原因となるデヒドロテストステロン（DHT)を増殖させてしまうのです。 アルコールを飲むと血行が良くなるから、逆に薄毛に良いのでは？思う方もいらっしゃるでしょう。
確かに少量のアルコールは血行が良くなるため、健康に良いとされています。
しかし、体質は人それぞれですから、人によっては少量のアルコールでも肝臓で分解することができず、薄毛の原因になってしまいます。 ただ、髪に良くないからと言って、飲みたいのに我慢していることでストレスとなり、薄毛の原因になることも考えられます。 その事を踏まえると、自分に合った適量を飲む、そして1週間に1～2日は休肝日を作ることが対処法になるのではないかと思います。